第47号 KCWA | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
JG3DLX JG3DLXの起死回生 JN1INC 和文交信のお相手をお願いします JJ3CPE 故JF3PFR局を悼む JA3PUA 故JF3PFR局のご冥福をお祈りいたします JA3MTA 09/7 CQ誌7MHz CW QRP送信機製作奮闘記 JA3LGF 部外秘 JE3LKZ 規格外の世界 JA3PUA 関西の電信ロールコール週間スケジュール JK3KSC 水耕栽培で挑戦 JA3PUA JA3PUAのとりとめのない話 事務局 第3回アイボールミーティング記念写真 事務局 2009年ロールコールチェックイン回数、順位一覧 事務局 KCWA ADR 会員名簿(部外秘) クラブ便り 平成21年9月の第47号機関紙発行に寄せられた原稿 JG3DLXの起死回生 JG3DLX 0.プロローグ びっくりしました。例年通りなら暑くも寒くも なく、一番過ごし易いはずの頃でした。ゴールデ ンウイーク前後から輸入物の新型インフルエンザ が関西地方を中心に暴れまわっていました(過去 形になって欲しいと思います)。一時期はこちら 綾部でも予防用(?)マスク着用の人々が目立ち ました。その時期を過ぎたつもりになった頃今度 は綾部の隣、福知山において京都府北部初の感染 者が確認されたそうです。今年は連休前後から「 何で?」と言うような状態ですが、KCWA会員 の皆さんお元気でしょうか? 私はインフルエンザの影響もなく、生き延びて います。 さて、前回会報原稿作成からまた半年が過ぎま した。その間に私自身もささやかな変化が生じま した。詳細は以下の通りです。 1.天の助けか? 偶然開いたパソコン雑誌にて、「Super Vista Utilities」と言うソフトを見つけました。何や らそれ一つでパソコンの動きを高速化してくれる そうです。複数のフリーソフトを組み合わせる方 法もありますが、あれはものすごく面倒です。あ ちこちのホームページからダウンロードして来て 設定変更や何やらで、私のような横着者には向い ていません。そんな時に目に留まったのが、この ソフトでした。実売価格およそ七千円と言うのは 決して私には安い買い物ではありませんでした。 しかし、これからものんびり屋さんの「Vista」と 何年もつき合っていくのは相当の忍耐力が必要で す。その為、「藁(わら)にもすがるつもりで」こ のソフトを購入しました。 2.紆余曲折 早速セットアップしてみましたが、セットアッ プその物は他のソフト同様すんなりと進みました。 そしてインターネットを利用したライセンス認証 もすんなりと進みました。しかしその後で「おや ?」と言う事になりました。RAMDiskも使えてこれ は便利、流石「高速化ソフト」。そう思って設定 変更途端予想外の事態に陥りました。再起動途中 状態のまま動かなくなってしまいました。「それ はないだろう!」そう思いましたが、後の祭り。 仕方なく強制的にシャットダウンして復元ソフト 「マイリカバリ」のお世話になりました。「 Super Vista Utilities」をセットアップする以 前の状態にWINDOWS環境を復元、後はウイ ルス対策ソフトのウイルスパターンファイル及び WINDOWSのアップデートと進み(?)まし た。この間一時間足らずだったでしょうか。ここ までやったら一気に戦意喪失してその日はお開き としました。やれやれ。 3.起死回生(副題:気分爽快) 日を変えて再度トライです。またセットアップ からやり直してライセンス認証まで進みました。 前回はRAMDiskの設定を変更したのが良くなかった ので、今回はデフォルトのままとしました。そし てマニュアル通りに不要ファイルの削除を行いま したが、ここでまたびっくりしました。「不要フ ァイル」がおよそ250MBも溜まっていました。 このパソコンを購入後一年足らずでそんなに溜ま るとは驚きました。削除後今度はまたマニュアル を見ながら起動時間を測定してみました。すると このソフトをセットアップ前後の時間が表示され ました。何と解り易い。およそ起動時間が6割引 になっていました。私は以前(昨年の秋)パソコ ン雑誌(の別冊付録)を参考に高速化の為の設定 変更を行いました。そしてそれだけで「体感上は 」起動時間がおよそ半分になりました。それと、 今回のこの新しいソフトとの組み合わせでまた速 くなりました。Vistaパソコン購入時の数分の一の 起動時間と言った処でしょうか。 4.その後の使用感 Vistaパソコン購入時は再起動をかける度に「大 変な物を買い込んでしまった」。とそう思いまし た。長い溜息が出ました。その数ヶ月後本を参考 に高速化の為の設定変更を行った後は再起動時の 溜息が半分になりました。そして今度は今回のこ の新しいソフトを導入後は溜息が殆んど出なくな りました。一番気になっていた起動及び再起動時 間がXPパソコンよりホンの少しだけ長いかも? そういう状態です。また後で気がつきましたが、 Outlookの起動時間も大幅に短縮されていました。 各フリーソフトについては特に変化を感じません が、いわゆる「メーカー製ソフト」の起動時間が 大幅に改善されました。これなら「Vista使用期限 」ギリギリまで使い続ける事が出来そうです。出 来る事なら「Vistaパソコン」と今回のこの新しい ソフトを同時購入すれば尚良かった。そう感じて います。 5.メーカーさんへのお願い 「どんな良い製品にも気になる処がある。」以 前そんな文章を読んだ事がありました。まだ昭和 の頃だったでしょうか。ホンの少しだけ今回のソ フトにも気になる処がありました。この場で書く のも不自然かも知れませんが、この新しいソフト のパッケージに「インターネットへの接続環境が 必要です。(インターネットを使用したライセン ス認証を行います。)」と言う小さな表示があり ました。しかし私はその事に気付かずに購入しま した。今回はインターネットを始めた後だったの で良かったのですが、そうでない場合はどうなる のでしょうか?「今時そんな人がいるのか?」そ う言われそうですが、私は少し前まで「そんな人 」でした。また少し前にパソコンをVista SP2に アップグレードしたのですが、このままで大丈夫 なのか良く分かりません。この当たりの事はそろ そろメーカーから問い合わせに対する返信メール が届く頃かも知れません。そろそろ「不要ファイ ルの削除」を行わないと、また元の「のんびり屋 さんパソコン」に戻りかけて来ました。それ以外 は非常に助かっています。非常に便利な良いソフ トですので、出来ればこのまま使い続けたいと思 います。Vistaパソコンはのんびり屋さんで有名な 為あまり人気がないようですが、これなら大丈夫 だと感じています。 6.身の毛がよだちました 話が前後しますが、この事はずっと気になって いました。「高速化ソフト」とは直接の関係はあ りませんが、私はインターネットを始めて暫くは 毎日のように検索を行っていました。そしてパソ コンを立ち上げる度にウイルス対策ソフトの「ウ イルスパターンファイル」が更新されて行きまし た。「一体毎日どのくらいの数のウイルスが発見 されるのか?」本当にずっと気になっていました。 そしてある日のTVニュース(昨年の夏)でまた 驚きました。ウイルス対策ソフトのメーカーの方 のお話では毎日およそ500種類(以上?)発見 されているそうです。発見されていない分を合わ せると、どのくらいの数になるのでしょうか?あ な、恐ろしや! 7.ささやかな楽しみ 急に話は変わりますが、ゼネカバ受信機IC− R75を購入してから早一年半の年月が過ぎまし た。そしてその一番の使い道はVOAの「JAZ Z OF AMERICA」を聴く事です。番組 が始まるのは土日の夜10時過ぎから11時まで ですが、タイマーをかけて10時前から11時前 まで電源オンの状態にしています。風呂上りに聴 くフェージング混じりの曲も中々のものです。日 によっては11時からはNHK−FM「ジャズト ゥナイト」も気になりますので、こちらもタイマ ーをかけながら録音&受信する事もあります。 尚蛇足ですが音楽番組の受信には30年ぐらい 前に発売になった、当時のヤエス無線「FRG− 7700」の方が、音がソフトで非常に聴きやす く感じています。「IC−R75」も10年ぐら い前の発売ですので決して新製品とは言えないか も知れませんが、音が少し硬い気がします。その 為、外部スピーカを接続する事でかなり聴き易く なりました。それ以外はカタログスペックの高さ も、使い勝手の良さもお気に入りの1台となりま した。 そう言う事なのですが、いつの間にかタイマー 受信が日課になっていました。以上、ささやかな 楽しみでした。 8.何処へ まだ暖かくなり始めたばかりの頃の事でしたが、 暫く聴いていなかったラジオNの「聴くN」(分 かりづらくて申し訳ありません。商業用の短波放 送局です。)と言う朝の番組を聴こうとして受信 機の電源を入れました。しかし、何も聴こえませ んでした。「おや?」そう思って新聞の番組欄で 確認してみるとその時間(6時から)は何も放送 されていませんでした。「N新聞」(また分かり づらくて申し訳ありません。非常に有名な新聞で す。)の主要記事を繰り返し放送してくれる有難 い番組でしたが、いつの間にか消えていました。 もしかすると有名な「金融危機」の影響なのでし ょうか?その事が原因で倒産に追い込まれた出版 社もあるそうです。事の詳細は良く分かりません が、その後時折新聞の番組欄で確認する限り同番 組を見つける事は出来ていません。インターネッ トで新聞を読むと目が疲れやすいので、ラジオの 方が良かったのですが。何日か続けてパソコンで 文字を読むと、目がチカチカして長続きしません でした。残念。折角ラジオを聴きながら、インタ ーネットで見つけた「経済用語辞典」で疑問点を 解消しようと考えていたのですが。また別の楽し み方を見つけねば。只今検討中です。 9.タイムスリップして来ました 梅雨に入ってからだったでしょうか。興味深い 月刊誌(?)が目につきました。「ラジオ○○○ 」という本でした。まるで以前の「○○のラジオ 」誌や「ラジオの○○」誌のBCL情報のコーナ ーを一冊にまとめたような内容でした。(分かり づらくて申し訳ありません。ここまでしなくても よかったでしょうか?)既に製造中止になった旧 型のBCLラジオや新製品情報も掲載されていて、 高校生の頃に戻ったような気になりました。ただ、 広告ページのBCLラジオは見た事もない新しい 物ばかりでした。もしかすると、舶来の製品かも 知れません。いずれにしてもホッと息抜きするに は良さそうな本でした。 10.急に思い出しました 前項の内容で30年ほど昔の事を思い出しました。 その頃から私はBCLが大好きで、その当時のB CLラジオ「○○○‐5900」(また○○○で申し 訳ありません。)が欲しくて仕方ありませんでし た。それで、やっとお金を貯めて買おうとしたら 製造中止で手に入らないとの事でした。近所の電 気店から連絡を受けてがっかりした事を今もはっ きりと覚えています。しかし今は手持ちのゼネカ バ受信機(FRG−7700及びIC−R75) の方が遥かに高性能ですので、こちらの方がお気 に入りとなっています。めでたし、めでたし。 11.苦肉の策 話はひとっ飛びしますが、また本を買い込み過 ぎて書棚がパンク寸前になってしまいました。そ こで、以前からやってみようと考えていた方法を 試してみる事にしました。何でもない事ですが、 本のページ全てを読むのではなく取り敢えずは前 書き、目次、及び後書きだけ目を通すというやり 方です。特に取り立てて言うほどの事もありませ んが、たったこれだけの事をするだけで本を読む スピードが大幅アップしました。(当たり前です が。)このやり方だけでは気になる本だけ本分も 目を通すようにしています。お陰で購入本の数を かなり削減する事が出来ました。但し手持ちの本 についてはまだですので、この方法を使う必要に 迫られて来ました。目次を確認して興味深い部分 のみ読むやり方もあるそうですが、私には物足り ない気もします。 12.愕然 今度は一体何の話なのか?そう思われそうです が、また昔の虫が騒ぎ始めました。無線雑誌で電 子工作の連載記事が掲載されている事は皆さんご 存知かと思います。しかし、「それをそのまま作 っても面白くない!」そう言う思いがまた頭をも たげて来ました。その為、あちこちの電子回路設 計本を見比べながらFETのバイアス回路の計算 法を調べてみました。そして、「これなら良し! 」そう確信したはずでした。確信したはずでした が実際の、特に私の大好きな「再生検波受信機」 に限らず各回路によってバイアス回路のかけ方が 全く違っていました。中にはバイアス抵抗の入っ ていない回路も見受けられました。その為、また 仕切り直しになってしまいました。「その時分か らなくても後で分かる事は世の中にいくらでもあ る!」そう考えて暫くは頭を冷やす事にしました。 やれやれ。 13.エピローグ また今回も長くなってしまいました。今年は梅 雨明けが8月にずれ込んだり、まだ熱いうちから輸 入物のインフルエンザが蔓延したりしています。 例年には考えられないような事が続いていますが、 KCWA会員の皆さん体調管理にはくれぐれもお 気を付け下さい。 de JG3DLX 和文交信のお相手をお願いします JN1INC 初めてお便りしますJN1INC 荒井です。 残暑御見舞い申し上げます。皆さん如何お過ご しでしょうか? 私は仕事で扱き使われています。汗かきべそ掻 き明け暮れています。 さて、私ごとですが到頭来るべきことが来てし まいました。それは欧文スタンプの遣り過ぎかも しれません。全く応答が無くなってしまいました。 HIHI それではヒジョーニまずい、ヒジョーニまずいと 思い、思い切って和文の符号を覚えることを決意 しました。 まあ何とか頭に入りましたが、(苦労しました )まったくスピードには付いては行けません。自 分なりに送信していくつもりです。これから又ど れくらい赤っ恥をかいていくか予想もつきません。 恥はスタンプの時に十二分に掻きましたから幾ら かは慣れているつもりです。 もしこれからモールスを始めたいなと思う方が いらっしゃいましたら恥は怖くない、恥は掻き捨 てろ、それでGOODだと思います。行けるとこ ろまで突き進め。という私の気持ちです。 私は和文に切り替えて思ったことは本当に電信 は伝信だなあと思いました。本当に心が伝わりま す。又私は初心に返り長い時間かけて和文の訓練 を続けていきたいと思っています。もし、私の下 手な符号が聞こえてきましたらどうかお相手下さ い。(ACWのカセットテープを聞いて勉強しま した) それではこの辺でお空でお会い致しましょう。 73サヨウナラ DE JN1INC JF3PFR局の訃報連絡 故JF3PFR局を悼む 昭和61年3月3日に当会に入会され当時はアク ティブに活躍されておられました。 またロールコールにもたびたびチェックイン をされ、商用で高野山によく出張されときも 現地から移動運用でチェックインされていまし た。 2年前の総会にも出席され久々にお会いするこ とが出来当時の話をいろいろと懐かしく語 られていましたが、 先日事務局より訃報の連絡 があり大変驚きまた残念でなりません。 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 合掌。 平成21年7月18日 運営委員 JJ3CPE 故JF3PFR局のご冥福をお祈りいたします 故JF3PFR局は、KCWA発足と同時に入会 された生き証人のお一人でした。 杉本さんとは平成19年のコープイン京都で行 われた第22回KCWA定期総会の席で初めてお 会いしました。無線には出られていないので会話 はこの時が最初で最後になるとは思っても居ませ んでした。年代も同じなので話が弾み私の右隣で アイボールをさせていただきました。 話の中、「太田さんの書かれた記事をいつも楽 しみにしていますよ」と言われたのにはびっくり しました。私の愛読者がいたとは驚きました。私 と同じく電子実験のオタクで色々と試行錯誤の繰 り返しをされていることを聞き「私と同じ人がい る」と思うと嬉しかったです。 総会の1年前平成18年に電信40号で記事を 送って下さり、その記事の内容に花が咲いたアイ ボールでした。 その後音沙汰が無くなり今回の訃報を事務局か ら聞きびっくりしました。 『杉本さーん、私ももうすぐ「送られ人」の年 なので話し相手に行きますので待っていて下さい ねー』。 ここに杉本卯三郎さんのご冥福を心よりお祈り 申し上げます。合掌。 平成21年7月18日 会長 JA3PUA '09/7 CQ誌7MHz CW QRP送信機製作奮闘記 JA3MTA 1.きっかけ ここ数年アウトドアの趣味にはまり込みアマ無 線の楽しさから遠ざかっていました。親しい友人 から「アウトドアの楽しみは、いずれ体力的に出 来なくなると思うから、インドアの趣味にウエイ トをおく方がいい」とアドバイスされました。そ んな折り近くの本屋に行きました。 雑誌コーナーでCQ誌が目にとまりました。数年 ぶりに手にとって7月号を見ました。送信機の製作 記事が載ってました。40数年前に真空管式で送信 機を作ったことを想い出しTRで7MHz CW QRP送信機 も作ってみたい気持ちになりました。その場で思 わずCQ誌を買ってしまいました。付録に基板もつ いていました。 2.キットを購入 記事を読み必要な部品リストをみました。自分 で部品を揃えるのは大変だと思いました。幸いに もマルツパーツ館からキットが販売されてること を知りました。パソコンで即注文し送金しました。 何と2日目にキットが到着しました。そして楽しみ ながら毎日製作に取りかかりました。 3.組み立て作業 手順は発信回路から出力回路、そしてブレーク イン回路へと進みました。久しぶりにコイルを巻 き→コイルを取り付け(4個)→水晶→TR(3個) →抵抗(6個)→コンデンサー(10個)→半固定コ ンデンサー→リレ→ダイオード→ヘッダーピン、 金属スペーサー等々を取り付けました。 約10日間位かけて「ゆっくり」「じっくり」半 田付け作業をしました。 そしてやっと完成させました。 4.困ったこと 一番困ったことは、セラミックコンデンサーの 表示文字が小さくて読めませんでした。天眼鏡を 使っても見づらくて困りました。太陽光の下で何 とか読めました。抵抗もカラーコードが小さく見 づらかったですがテスターで値を確認しました。 そしてポストイットを使って間違いのないように 1個ずつ値を書き込みリード線に貼り付けました。 5.通電する 十年位前に自作した安定化電源器を引っ張り出 し、送信機と接続して電源を入れました。最初に 発信回路の確認をしましました。テスターを電流 計にして12Vをかけました。約13mA流れてほぼ正常 値であることがわかりました。これで、まずホッ としました。 6.送信の確認 次に、送信電波の確認です。基板のアンテナ端 子に51Ωのダミー抵抗をつけて全電流を測定しま した。12Vで約75mA流れてました。これもほぼ正常 値でCQ誌の計算式からすると効率40%として約 300mWの送信出力が出ていることになりますが、ほ んとかなと疑いました。 7.送信波の調整 そして、隣の部屋に設置しているアイコムのト ランシーバーIC-765PRO3を受信状態して7000kHzか らゆっくりダイヤルを廻していきました。すると 7001.01KHzでピー音が聞こえてSメーターが振れ てました。基板の電源を切ると止まりました。感 激の瞬間です。「やったあ!」と思わず声が出ま した。電波が出ていました。苦労したかいがあり ました。感激しました。周波数が低くかったので もう少し上げるため半固定のトリーマーコンデン サーを廻して7002.25付近まで上げることが出来 ました。 8.基板製作成功 まず、第一段階の成功でした。「バンザーイ! 」。裸基板なのでケースキットも購入してました のでかっこよくアルミケースに収めました。 9.電波の発射は? あとは、正規のアマ無線のアンテナ(LW+AH− 4)につないで「CQ」を出して相手局と交信成立の レポートを貰うのが唯一の楽しみとなりました。 残念なことにN型のオス・メスとケーブルが手元に なくON AIR送信実験はできませんでした。また、 SWR計(SX−1000)につなぐオスメスの中継接栓も なくパワーも実測できませんでした。次回日本橋 に行った時にでも購入しようと思っています。楽 しみを後日に延ばすことにしました。 10.感想 夏の暑い日の半田ごて工作は大変でした。でも 童心に帰って、暑さも忘れ夢中になって一生懸命 作業し完成させた成功の感動は忘れられません。 そして、たまたまCQ誌に出会えてきっかけを与え てくれて送信機が作れたことは、とても良かった と思っています。73才になったばかりなのにまだ まだ好奇心旺盛で心身共に元気な自分に感謝して います。 「身体は老いても 心は青春」でこれからも頑 張ります。どうぞよろしくお願い致します。 製作奮闘記は、私のホームページ http://homepage2.nifty.com/tanamac/ amamusen-0906-7MHz-TAX.html に詳しく掲載しています。お時間のあるときご覧 下されば幸いです。 写真1 プリント基板の組立完成 写真2 ダミーロード負荷テスト 写真3 アルミケースに収納 写真4 試験電波発射待ち 2009.7.25枚方市棚橋正夫(JA3MTA) DE JA3MTA 3.5/7メガ 懐かしの真空管電信送信機の製作 記事は部外秘 DE JA3LGF 規格外の世界 JE3LKZ 1.投稿用原稿の規格外 今までは投稿用原稿は白い紙を購入し、横書き で書いていましたが、今後は縦書きで広告の裏等 も使用させて頂きたいと思います(書式その他の 形式は問いませんというお言葉に甘えまして…… )。 尚ダメな場合はお知らせ下さい。ご要望に添うよ う努力いたします。 2.規格内の世界 さて規格外の世界に於いて色々と勝手なことを 書かせて頂きましたが世の中を規格内に納めるべ く努力して下さっている方々の存在(消防、警察、 交通機関、医療機関等)は忘れられません。とい うより感謝あるのみです。一番近い規格は嫁さん が居ます。私の健康と生活維持の為に日夜努力し てくれている訳です。余り言葉では申しませんが 感謝しております。 3.物品の規格外 物品には使用期間という規格があります。屋内 照明用器具等も多人数出入りされる場所の照明は 停電中でも使用出来るよう交流、直流用の器具が 使用され、5年目になると消防法により交換せね ばなりません。又、食品にも賞味期限という規格 があり、これは人体の生命安全の為にも必要 です。 4.私個人に対する規格外 私は身長139cm、体重39kgです。我々日 本人の標準規格から外れています。又標準所帯( 夫婦二人と子供二人)の規格からも外れています。 ちなみに現在住ませて頂いている市営住宅も標準 家賃ではなく高齢者で身体障害者(規格外)であ るため市営住宅の標準家賃より安い料金で住ませ て頂いております。尚私自身の肉体に関して補足 いたしますと、皆様方の様に二本の足だけで歩行 出来ませんので杖を補助として使っていますし、 室内の移動時も先に綿を巻き付けた物を使用して います。 5.宇宙に於ける規格外 我々が生活させて頂いている地球も多くの衛星 と共に運行していますが今新しく出来た人工衛星 の他にも多くの天体があり、地球は引力によって それらの天体とバランスを保っています。地球か ら打ち上げた多くの民間、軍用の衛星が目標地点 に達する為の燃料用タンクの不要となったもの。 手近な所では月と地球の間で引力のバランスの取 れた地帯。これは規格外の世界で多くの物品が漂 っているそうです。いわゆる宇宙の墓場です。こ れも規格外です。 6.周波数の規格外 現在電波の周波数は色々と公共交通関係、防災 関係等に使用されていますが我々アマチュアはそ の規格外の部分を使用して業務以外、つまりアマ チュア無線業務を楽しませて頂いております。こ れも規格外です。 消防署、警察署等もその指定周波数で業務を行 っています。ただし、消防方面では5年経過した 無線機は規格外になるそうです。この無線機は5 年経た物はただの金屑となり払い下げになります (これも規格外です)。この様な物品はいわゆる 産業廃棄物となり業者が安く引き取って行きます。 7.現役時代の就職に見る規格外 私は昭和42年12月29日より京都市下京区 五条通り新町東入る(株)仲啓で夫婦二人共住み込 みの勤務でいわゆるビルの管理人をさせて頂きま した。仕事は建物の維持管理ですので皆様の勤務 規格(朝9時より夕方5時迄)に対し私達は皆様 方の終業後の建物の維持管理つまり執務時間の規 格外です。仕事の内容も皆様方と違い会社の営業 に対する仕事ではなく職員の方の仕事が安全快適 に行われる様に社内環境を整えるいわゆる規格外 の仕事です。 8.終わりに当たりまして さて色々と規格外の世界に好き勝手なことを書 かせて頂きましたが適当に取捨選択時には全て没 にして頂いても結構です。時あたかも選挙の時期 となりました。来る8月30日は規格外の私です が日本の規格向上のため一票を投じさせて頂きま す。 DE JE3LKZ 関西の電信ロールコール週間スケジュール /提供 JL3TII 様
11 JL3TII 12 JA3BCJ 13 JA3MRF 14 JJ3CPE 15 JA3PUA 16 JG3DXH 17 JA3WMS 6 JK3KSC 7 JE3LKZ 8 JA3DLM 9 JG3DER 10 JA3LGF 1 JK3STS 2 JG2ULB 3 JG3PKY 4 JA3PTC 5 JE3OWL 2.2009年ロールコールチェックイン回数、順位一覧表 H 21.9.1現在
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