第43号 KCWA機関紙



43号機関紙

43号機関紙

43号機関紙
 


JG3DLX 年末に向けての布石
JR4PYZ 因幡の里より近況報告
JA3PUA 暑中お見舞い申し上げます
JG2ULB 近況報告
JJ6RSS 本人希望により掲載否
JK3KSC 白山登山
JE3LKZ 転居報告
JA3DLM 自動点灯のソーラーライトの改造
事務局 ロールコールチェックイン回数順位一覧表
事務局 KCWA ADR 会員名簿(部外秘) クラブ便り

平成19年8月の第43号機関紙発行に寄せられた原稿




        年末に向けての布石 
1.年末に向けての布石
 今年は9年振りに総会に出席させて頂きました。
皆さん御元気そうでホッとしました。久しぶりに
電信や其の他無線に纏わる話が出来て楽しかった
事を、昨日の出来事のように思い出しています。
成程、と思えるお話もたくさん伺えて良かったで
す。会員の皆さん有り難う御座いました。
 さて総会参加は9年振りになりましたが、前回
会報原稿作成から早半年が過ぎました。其の間に
私自身にも色々な変化が有りました。詳細は以下
の通りです。

2.一大決心(副題:過去との決別)
 ずっと気になっていた事が有りました。「行き
成り何なのか?」と思われそうですが、他でも有
りません。私のシャック内の増え続ける荷物につ
いてです。無線関連の雑誌に書籍、パソコン購入
後はパソコン雑誌に其れ関連の書籍、更にはそれ
らと何の関係も無い文庫本に新刊書の類、果ては
何十年も前から続けるFMエアチェック(懐かし
いと思われる局長さんも多いでしょう。)で増え
続けるカセットテープ(途中でMDに世代交代し
ましたが、其れすら既に旧くなったのかも知れま
せん。)等等。シャック内に二つ有る書棚が定員
オーバーに成ったのが何年前だったのか、其れす
ら覚えていません。入り切れなくなった分は畳の
上に平積みにしてしまい足の踏み場も無くなって
しまいました。其れでも時々は溜まりかねて古い
物から順番に処分してはいましたが、到頭限界に
達してしまいました。そんな時新聞の広告欄で見
かけたのが、次の書籍でした。

新装・増補版 「捨てる!」技術
	宝島新書	辰巳 渚著

 何やら頼もしそうなタイトルでは有りませんか。
此れなら何とか成りそうな気になりました。購入
後は一気に読み進めました。そして、其の内容は
大凡次の二点に要約出来る事が分かりました。(
勝手に要約して良いのかどうか分かりませんが。
)
@ 要らない物は最初から買わない
A 不要になったものは捨てる
たった此れだけの事が出来ていなかったからこそ、
シャック内が足の踏み場も無い状況になってしま
いました。其処で遂に意を決する事にしました。
 先ずは溜まりに溜まったカセットテープからで
す。少なくとも20年以上前から増え続けていま
したので、何百本有るのか其れすら良く分かりま
せんでしたが、長らく聴いた事も有りませんでし
た。其処でラベルも確認せずに処分する事にしま
した。確認すると捨てる事に躊躇してしまいます
ので、見ないで直ぐに処分してしまいました。何
時の頃からかカセットテープに代わってMDを使
うように成りましたが、此方は直ぐに処分する気
に成れずに後で再考する事に決めました。
 此れだけでもシャック内が可也スッキリしまし
たが、此処で気を緩めてはいけません。次は本の
類です。取り敢えずは読んだ本もそうでない本も
含めて到底読まないと思われる文庫本と新刊書を
シャックから片付けて見ました。新聞で見つけた
書籍にも「直ぐに読まない本は此れからも読む可
能性は低い」という意味の記述が有りましたが、
正に其の通りだと思います。其処で思い切ってみ
ると随分書棚がスッキリしたでは有りませんか。
此の勢いで次は長らく触った事も無いパソコン雑
誌を其の侭処分してみました。此処まで来るとシ
ャック内がどんどん片付いて来るので少しずつ楽
しくなって来ました。今止めてしまうとまた気が
変わる恐れも有りま

すので、次はカセットテープ同様に一番増え過ぎ
た無線雑誌に手を付ける事にしました。此れまで
も興味深い記事のみストックしていましたが、今
回は今迄以上にシビアに解体する事にしました。
 以上大改革を断行しましたが、ある程度満足の
出来る結果を得る事が出来ました。シャック内の
二つの書棚の中身を凡そ半分に迄減量させる事が
出来て満足出来ました。当然畳の上の荷物も「今
は何処」と言う事に成りました。然し少し気を抜
くとまた荷物が増えかけて来ましたので、まだま
だ緊張感を抜く事は出来ないでしょう。

3.何でも無い事
 前項で「溜まりに溜まったMDは後で再考する
」と書きましたが、冷静に考えるとカセットテー
プより録音も消去も極めて簡単ですし録音後全然
再生していない物もたくさん有りました。更にM
Dは録音再生を繰り返してもカセットテープのよ
うな音質劣化も特に感じられません。其処で、録
音後其の侭に成っている物を一度消去してもう一
度新たにエアチェック用として活用する事に決め
ました。録音した後で新しく購入したタックシー
ルに張り替えれば済む事ですので。正に「何でも
無い事」でした。
 最近の新聞によりますと「さよならMD」等と
言う見出し迄出ていますので、MDの時代も「今
は昔」と言うべきなのでしょうが、手持ちのMD
を活用する分には特に問題は無いでしょう。最近
は音楽もハードディスクに録音するそうですが私
の場合まだまだ先の事に成りそうです。他にも何
やら新しい記憶媒体も登場しているそうですが、
私には「何処吹く風」状態です。何はともあれ、
此れで当分MDが増殖する事も無さそうでホッと
しました。「今時エアチェック等」と言われそう
ですが、まだまだ止められそうに有りません。

4.「孫子の兵法」とCW QSO
 何時の頃からか、私は毎年新しく始まる「NH
K大河ドラマ」を楽しみにしています。特に今年
は今までと違って軍師が主人公と言う事でしたの
で、一体どんなドラマ仕立てに成るのかと待ち遠
しく思っていました。
 さて番組が始まってみますとすっかり引き込ま
れてしまいましたが、回を重ねる毎に気になる事
が頭をもたげて来ました。其れは「孫子の兵法」
って何(?)、「兵は詭道なり」って何ですか(
?)、 と言う事でした。こう言う場合の私は
@ 分からないと気になる
A 気になると落ち着かない
B 落ち着かないと調べたくなる
C 調べると答えが出る(事も有る)
D 答えが出るとスッキリする
と言う事ですので、早速次の書籍により此れを調
べて見る事にしました。

 三笠書房 知的生きかた文庫
 「孫子の兵法」がわかる本 守屋 洋著

同書の最初の方だけ読んで疑問点の半分は解消さ
れました。其れによりますと、「孫子」は今から
2,500年程前に孫武と言う将軍によってまとめられ
た兵法の古典だそうです。何故「孫子の兵法」で
はなくて「孫子」なのかは分かりませんが、そう
なっていました。また、孫武は斉の国の出身とな
っていました。更にもう一つの疑問点は其処から
数十ページ読んだ所で解消されました。「兵は詭
道なり」とは、「戦争とはだまし合いである」と
なっていました。「そうならそうと番組中で解説
してくれれば良いのに」と思いましたが、後の祭
りでした。
 さて此れで疑問点が解消されてスッキリしまし
たが、同書の三分の一も読んでいません。其処で、
取り敢えず全ページに目を通して見る事にしまし
た。「成る程」とか「そう

言う物か」と読みながら相槌を打っていましたが、
或るページで目が留まりました。原文の解説の所
で、「定石はしっかり頭にたたきこんでおく、そ
のうえで実戦経験を積む、これが肝心な点である
」となっていました。「此れは電信にも通じるで
はないか」そう感じました。即ち「定石とはラバ
ースタンプQSOの事で有り、実戦経験とは実際
のQSOの事ではないか」そう思い至りました。
つまり私達電信愛好家は(私は決してアクティブ
では有りませんが)知らず知らずの間に「孫子の
兵法」を活用していた事になりました。
 そう考えると他にも興味深い記述があちら此方
に見つかりましたので、貪り読みました。更に「
孫子の兵法」の全文を解説した同じ著者による「
孫子の兵法」(同じく知的生きかた文庫)も買い
込みました。(まだ読んでいませんが。)とにか
く、疑問点が解消されてスッキリしました。

5.「再免届け」をすっかり忘れていました
 何時からだったか覚えていませんが、毎月届く
はずだった「JARL NEWS」が年に数回に
なってしまいました。其の数回届く「JARL 
NEWS」の表書きを見て驚きました。何時もな
ら局免許の有効期間が印刷してある筈なのに見当
たりません。其の事に気がついたのは今年に入っ
てからでした。再免許申請から既に何年も過ぎて
いますが、どうやらJARLに通知するのを忘れ
ていたようです。其れで其の後直ぐに葉書を送り
ました。其の直後に送られて来た「JARL N
EWS」には免許の有効期間がちゃんと明記され
ていました。これでホッとしました。別に免許切
れでは有りませんでしたので蒼くなる必要も無か
ったのですが、「此れでホッと一息」としました。

6.愕然(副題:巨星落下)
 「久し振りに総会に参加させて頂きまし

た。」と冒頭で書きましたが、其の折「関西の某
量販店の経営が危うい」と言う話が出ました。其
の時は「えっ?」と思いましたが、其の四日後の
新聞を読んで驚きました。「○○廃業」の大きな
見出しを見つけました。新聞より口コミの方が早
いとは二度驚きました。同店には中学の頃初めて
訪れました。当時の「電話級アマチュア無線技士
国家試験」を受験した帰りの事でした。地元の田
舎しか知らない当時の中学生には楽園のような所
でした。無線雑誌でしか見た事の無い憧れのトラ
ンシーバや電子パーツが、其れこそ所狭しと並べ
られていた事を今もはっきりと記憶しています。
(其の頃は当時の井上電機製作所と言っていたで
しょうか?IC-71やFDAM-3Dに憧れてい
ました。今其の頃の事を思い出して少し考え込ん
でしまいました。)其の量販店が過去の片隅に追
いやられるとは正に愕然、そして諸行無常です。

7.救世主現る
 第一項目でシャック内の荷物が増え過ぎた事を
書きましたが、この事については読み終わらない
内に次の本を買い込む事が原因の一つに揚げられ
る事は確かです。確かですが、中々止められませ
ん。其れならば、と言う事で次の本を見つけて来
ました。

 最強の速読術/	医学博士 斉藤英治
	河出書房社

速読術を身に付ければ読んでいない本が溜まりに
溜まる事も無さそうです。其処でこの本の中身を
確かめてみる事にしました。取り敢えず全ページ
の7割方呼んだ所ですが、「成る程其れは良い」
と思われる所が彼方此方目に留まりました。特に、
「最初に目次を見渡して必要なページだけ読む」
と言う意味の記述は思わず相槌を打ちました。後
で実践してみると、全ページの5分の1程読めば取

り敢えず必要な情報だけ入手出来る本も有りまし
た。此れだけ分かっただけでも得をした気分にな
りましたが、残りのページを読む事でまた新しい
発見が有りそうでとても楽しみです。此れでまた
書棚の「大改革」につながれば、と期待していま
す。

8.会報原稿のネタ探し
 今迄は会報原稿の依頼通知が届いてから書く内
容を考えていましたが、今回は毎日の生活の中で
思い付いた事を其の場でメモを取るようにしまし
た。項目だけ決まれば直ぐに書き出せる事が多い
ので、今回は何時もより速く書く事が出来ました。
何でも無い事ですが、この方が可也書き易く感じ
ました。

9.『「捨てる!」技術』の副作用
 第一項でシャックの大改革について書きました。
其の後部屋の中が以前よりスッキリしたのは良い
事なのですが、後で気になった無線雑誌を取り出
そうとして蒼くなりました。解体作業をした時に
必要なページ迄処分していたようです。此れには
がっかりしました。当然ですが、本のシェイプア
ップは慎重にすべきでした。其れ故無線雑誌のバ
ックナンバーの中から興味深い記事を見つけた時
は其のページだけピックアップして別に保存する
事にしました。この方が後でがっかりする事も減
らせそうです。

10.C言語棚上げ宣言
 昨年の秋頃だったでしょうか。整理する前の書
棚の一冊の本が目に留まりました。以前買って途
中から放り出していたアセンブリ言語の入門書で
す。久しぶりにページを開いて見ると、結構興味
深く感じました。理由は自分でも良く分かりませ
んが、また読みたくなって来ました。其れで一度
C言語学習を棚上げにしてアセンブリ言語学習に
戻る事にしました。私の場合こう言う事が多いの
で第

一項とは相反する内容ですが、本を処分する時は
余程考えてからにしないといけません。何はとも
あれ、最近はアセンブリ言語に戻りました。其れ
と同時に、アルゴリズムの入門書も読み始めまし
た。此方は頭を軟らかくしないと「?」と思う事
が多いので、返って興味深いと感じています。最
近は「脳トレ」ブームだそうですが、此方も或る
意味で「脳トレ」ではないかと言う気がします。
 そう言う事でC言語学習は当分お休みにしてい
ますが、プログラミングのアイディアは既にアイ
ディア帳に満載です。

11.暑い夏
 例年今頃の会報原稿書きは余りの暑さで意識朦
朧としながらの筈なのですが、どう言う訳か今年
は何時もの年よりは涼しく感じています。多少バ
テテはいますが意識朦朧と迄は行っていません。
夏は暑い方が個人消費其の他の面で良いのかも知
れませんが、まだ夏本来の暑さとは思えません(
7月下旬現在)。天気予報では8月に入ってからの
方が暑くなるそうですが。其れよりも接近する台
風の方がもっと気がかりです。「何も被害が出ま
せん様に」と願うばかりです。

12.KCWA CW TESTに向けての布石
 今年の総会の時先輩にKCWA CW コンテ
スト用として「ZLOGが良いのではないか」と
いうアドバイスを頂きました。幸い「CQ ha
m radio」のバックナンバーの付録CD 
ROMに入っていた筈ですので、セットアップを
試みてみようと考えています。先輩有難う御座い
ました。何とか年末までに操作法も含めて準備万
端整えたいと考えています。(また楽しみが増え
ました。)
 また長くなってしまいましたが、会員の皆さん
お元気でお過ごし下さい。
            DE JG3DLX


      因幡の里より近況報告
1.腸カメラはもういやの段
 4月1日、待ちに待った我が町内会総会が無事
終了。あまりにも多忙な自治会長の役もついに終
わる。
 絶えず感じていた圧迫感により、心身も限界状
態だったし、調子が悪かったので心配していた胃
に穴が開くことだけは、かろうじて免れたようで
助かりました。
 さて、もうひとつ心配ごとがあった。2月に受
けた定期健診で胃の他に検便にて潜血が発見され、
医療機関より「精密検査の必要あり」と診断され
ていたのだ。
 仕事の隙をみて、中旬に総合病院に行く。一通
りの検査が終わり、担当医は最後に腸を直接見な
いと診断できないとのこと。
 その日は結局1週間後に腸カメラの予約をして
帰る。
 当日の朝、前回に指示されていた通り絶食して
来院、手続きを済ませる。その日は、私を含む男
女6名が専用処置室に案内され待っていた。
 担当看護師の説明では、持ってきた2Lのボトル
に入っている水(腸内洗浄液・下剤)を紙コップ
で少しずつ2時間かけて飲めという。
 すると1時間くらいで便意を催してくるから、
その排便した回数を覚えておき連絡。おまけに、
便の色が段階的に薄くなっていく見本の写真を見
せながら、回数を重ねるごとに、便がこんな黒色
が薄くなって来て、薄い黄色の水みたいになった
ら呼んでくれと言う。看護師が便器を覗いて確認
して合格したら腸の洗浄終了、だめなら浣腸だと
言う。
 どう見ても、自分の娘みたいな看護師に自ら出
した不浄なものを見せるのは、ちょっと抵抗があ
り、おまけに浣腸もありえると言う。
 せめて浣腸だけは許してくれよと願った。
 出す時間は皆同じ頃になるから、2つしかない
トイレはいつも使用中。間に合いそうもなく外来
待合所のトイレに飛び込んだことも。
 2時間近くなると次々合格していくが、願いむ
なしく私だけが浣腸。
 「エーイまな板の鯉だ、好きなようにしてくれ
」と尻をまくったのは言うまでもない。
 検査は私が最後、やっと順番が来て、検査用の
衣を着て点滴を始める。
 ズボンが変なかんじ。ブカブカで前が開かず、
後ろの尻のあたりが開くようになっているが、な
るほどこれでないと検査ができないと納得。
 言われるまま検査台の上で、尻を医者の方に突
き出して横向きに寝る。肛門にクリームを塗ると、
ガイドを差し込み、すぐに腸カメラを入れた、別
に見えるわけでもないが感じで判る。
 モニターがよく見えるので、初めて自分の腸が
見ることができた。
 まだ残っていた洗浄液を吸い取り、空気を腸内
に圧入して膨らませながら、奥に入っていくごと
に変化していく腸内の美しさに感動した。
 直角に曲がって行く箇所が苦しく痛みも感じた
が全体的に快適であった。気にしていた内痔もよ
く見えたが、自分で見たところ異常がないと思え
るのだが。
 検査が終わり医者の診断は腸に異常なし。
 検査の結果により入院も覚悟していたが、そん
な不安もいっぺんに吹き飛んでしまった。
 便秘の場合、硬い排便で外痔に細かいキズがつ
き、これが潜血になったのではと推測する。これ
も自治会長という多忙な役によるストレスが原因
だろう。それにしても腸カメラはもういやだ。
2.嘆きの踵(しょう)骨(こつ)棘(きょく)の段
 4月から6月は総会月、多種多様な地域と団体
の総会が開催され賑わっているようで、KCWAの総
会も5月でしたね。
 私も久しぶりに出席の予定でしたが、町内の催
しと重なり叶いませんでしたが。
 私も130名を有する山の会の長として、4月中旬
の総会がせまると、忙しくなります。そして、そ
の報告のため機関紙の発行もあり、大型連休も大
半はこれに費やされ、実質休みなしで、連休明け
数日以内には発行の運びとなり、また葉書による
毎月の案内状もしかり。
 おかげでKCWA機関紙【電信】の発行が迫りまし
た事務局の忙しさは身にしみて理解できます。
 ところで、その連休明けの頃より足が急に痛く
なり始めた。ちょうど左足の踵のあたり。
 それまでに2年前くらいから少し痛みはあった
が、2週間もするといつの間にか感じられないよ
うになって忘れていたが、3〜4ヶ月経つと痛く

なる。そんな繰り返しである。
 たが、間隔が段々短くなり始め、今年になると
1週間間隔に、春になると毎日に、そして序所に
痛みが激しくなっていく。
 それでも我慢の範囲であったが、夏になるとそ
れも限界になってきた。
 あまりに痛さに歩くのも困難な日もあり、おか
げで、楽しみにしていた6月下旬の尾瀬ハイキン
グを会長自ら参加断念したしだいで。
山で歩けなくなり、皆に迷惑かける事もできませ
ん。
 仲間が尾瀬を楽しんでいるであろう頃、私はと
うとう我慢できず、整形外科医院の患者になって
いました。
 検査の結果は、【踵骨棘】ショウコツキョクと
【偏平足障害】の診断。
 今まで聞いたことのない病名で、これには医療
的治療法は必要なく、痛みの原因となる物理的現
象をなくせば自然治癒すると言う。
 先生は、あれこれと言っていたが良く解らず。
 この治療には足に良くあった靴の中敷をつける
と一番効果ありと言うので、作ってもらうことに
した。
 では早速業者を呼ぼうと電話に手を出しかけた
ので、思い出したことがあり尋ねた。
 たしか山仲間に、この仕事をしている人がいる
が知りませんかと聞く。先生びっくりして、「い
るいる、ここでも仕事を頼んでいる、あれも山に
登っているのか」と笑いながら答えた。実に気さ
くな先生である。すぐに電話で呼び出したので、
「患者は山の会の会長だと言えば直ぐに解ります
」と言っ
 
た。話は直ぐに決まり先生曰く「さすがに会長は
絶大だな鶴の一声だぞ、今日は休みになっていた
のにすぐ来るとさ」。
 またその横で看護師が笑いをこらえるのに一苦
労していたようだった。
 40分くらいでその仲間が到着。会ってもべつ
に細かい話は必要ないが、なぜ尾瀬に行ってない
のか説明しながら、精密な足型を取ると、出来上
がりは1週間後。ここで待ち合わせて先生の診察
を受けたあと受け取ることになった。
 ついでに取り付ける靴を見せてくれないか。「
その靴に合わせる必要がある」と言うので、ある
ところに案内して見てもらうと、やはり靴の周囲
をペンで書き写しとると終わった。
 その次に週に、中敷きを受け取り、その効果に
びっくりしているこのごろである。痛みが少しず
つ和らいできたことだ。
 ひどいときは寝ていても疼いていたのに、それ
はなくなり、患部を押さえれば痛みが走る程度で
ある。もっとも強く歩き出すと痛み出すが、ゆっ
くり歩けばほとんど痛くない。
 踵骨棘は50より60歳くらいに多く発症する
らしい。しかし踵骨棘が痛むのではなく、その周
りの筋肉がその過酷な衝撃に炎症を起こし痛むら
しいのだ。
 だからその踵にかかる物理的衝撃を少しでも和
らげてやれば治癒するのだ。
 早ければ3ヶ月で長いと3年もかかることがあ
るらしく、個人差はあるが、治療していれば時間
とともにいつ
 
のまにか痛みがなくなってしまうらしい。では物
理的衝撃を少なくするとは、
@まず足によくあった靴を履く
 サイズもあるが、足裏の土封まずのアーチ線と
靴のその部分の線がよくあっていること。特に偏
平足の方は要注意。靴の中敷きで調整できます。
 靴が道路からの衝撃をできるだけ吸収できるこ
と。特に踵の部分が。
 特に、アスファルトとかコンクリートの道を長
時間走ったり歩いたりする、マラソンランナーと
かウォーカーは要注意。
A足先の指を上げて歩かないこと
 歩いたときの衝撃は踵70%足先30%の割合
で吸収しているらしいが、足先を上げると90%
が踵にくるらしい。
B体重を減らすこと
 やはり体重が軽いとそれだけ足にかかる負担も
少なくて効果あり。
 急激に体重が増えた場合、筋肉も骨もその衝撃
に対応できず悲鳴をあげるが、それが痛みである。
C最後に足に負担を強いる立ち仕事、歩くこと、
走ることを避けること(無理かな)
 この原稿は、盆休暇を利用して書いているが、
休みの間中、できるだけ外に出ないようして足を
休ましている。
 車を使えばいいが、油代が値上がりしているた
め、車も出来るだけ乗らないようにしている。省
エネにもなり1石2鳥のつもりだが、運動不足か
ら体重が増加、結局足に負担をかけることに。体
重を減らすため、歩きたいが足が痛くて歩けない、
うまくいかないなー、世の中。
             DE JR4PYZ


    暑中お見舞い申し上げます 

1.暑い夏ですが、いかがお過ごしですか?
 今年は祇園祭が済んでも涼しかったので「予想
通り冷夏」と思いきや一転して猛暑となりました。
庭、畑、屋上の植物が枯れ始めても打つ手があり
ません。1000Lの雨水溜のタンクも空になりました
こんなことはタンクを買って5年になりますが初
めてのことです。散水してもカラカラですので表
面だけが水化粧しただけです。焼け石に水とはこ
のことです。根本まで行き届かせるには夕立がほ
しいところです。子供の頃は3時頃になると入道
雲が発生して暗くなり、スコールのような夕立が
あったのですが、地球温暖化の影響でしょうか、
めったに夕立にはお目に掛からなくなりました。
雨を降らせる為に子供に車を洗わせたり、私が家
の掃除をしたり、台所仕事をしたりしているので
すが全く駄目ですね。とうとう畑はひび割れが入
り作物は枯れてしまいました。夏野菜は全滅とい
ったところです。山にも食べるものがないせいか
猿が入ってきているらしくトウモロコシ、スイカ
は殆ど食べられました。ちょうど食べ時がわかる
ようですね。昼間よく偵察しているのですね。感
心します。周囲200m位有りますが「電気柵に
でもしようかなあ?」と考えています。自分でも
高圧発生は簡単に出来るのですが、もし人間が触
れた時には死なないような回路にするにはどうす
ればいいのかなあ?。 垂下回路も高圧だけあっ
て難しいなあ?。 ガイシを付けて電線を張るの
も費用がかかりますからね。猿は線間に電圧を、
鹿、タヌキには対地に電圧をかけないと効果はな
いし、難しいなあ! ほ乳類ですから体温を検出
してベルを鳴らして脅すのがよいのかなあ?。今
更製作しても間に合いませんので来年の為涼しく
なってから考えます。
 暑いからみんなプールへ行きますので水につか
っているようなもので泳げる状態ではありません。
今年も大井川で泳いでます。
 原稿を書いている時の室温が37℃有りますが
エアコンは電気代がもったいないので入れていま
せん。裸で扇風機に当たりながら書いています。
私の家は陸屋根ですので暑いです。側壁はヘーベ
ル板ですが、屋根は石膏のような板の上に防水シ
ートがひかれて天井板の間に断熱材が1枚入って
いるだけです。天井から熱が伝わってきて夏は暑
く、冬は寒いです。2階の天井ギリギリ横に寝か
しておいた長靴がグニャン ゝ になりはけなく
なり、捨てました。
 快晴の時は屋上に上がって無線のアンテナを尻
目に水まきをします。降りてきて風呂で水のシャ
ワーを浴びて扇風機に当たり、氷割りのジュース
を飲みます。水まきがどれだけの効果があるか分
かりませんが、やらないよりやった方が気分的に
涼しく感じられます。トタン屋根よりかは遙かに
ましですが、1階とは約+5℃温度が違います。
冬はその反対です。冬は2階で、夏は1階で生活
すれば理想的です。今から考えても遅いのですが、
3階建てにしておいて季節によりジプシーの生活
をすれば良かったなあと後悔しています。でもあ
まり床面積が広くなると固定資産税が高くつきま
すので困ります。シャックの移動はケーブル移動
が大変ですので無理です。やはり昔からの切り妻
スタイルの書院造りが良かったようです。反省し
ています。(>_<)

2.上級、初級講習会のアンケート集計結果
 ‘07年2/3月実施のアンケート集計結果を
P12〜13に示します。分析は前回と重複しま
すので各自分析して下さい。上級は10年間継続
して頂いていました綱島先生が辞退されましたの
で、今年から私が担当しています。上級は「試験
合格の為」という目的に向かって各自共通してい
ますので講義はとてもやりやすいです。しかし、
初級は本来の初級講義の目的から脱線した人が来
て「海外DX通信のテクニックを教えろ」、「パ
イルのさばき方のテクニックを教えろ」、「超高
速通信の手法を教えろ」、「和文を教えろ」、「
和文はいらん、やりすぎだ」、「符合も覚えてい
ないのにピーピーの垂れ流しではチンプンカンプ
ンで分からん」……等の苦情が続出します。ズボ
ンをはき違えている人、ズボンとパンツをはき間
違えている人、募集目的を間違えている人が多い。
いつも苦情が多いのにびっくりです。某氏もこの
件がいやで辞められたわけで、私も本当にいやに
なります。誰か次回の講師をして頂ける方があり
ましたら代わって頂きたいです。人の揚げ足を取
る、批判をするのは簡単です。私が批判する方に
回りたいです。つまりTVでいうコメンテイター
というやつの立場がいいですね。100パーセン
ト満足頂ける講義の方法は未だ見渡せません。あ
ちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てれ
ばあちらが立たず。したがって、あまりやる気が
ありません。いやになっています。「私にやらせ
て頂ければ苦情は0」という方の講師立候補を募
集します。
 
3.機関誌編集についていろいろ
 某氏の記事で始めてプログラムが無くなりほっ
としました。(*^_^*)2段抜きで載せないとプログ
ラムが意味不明となりますからね。以前1段で編
集されていた時はチンプンカンプン。「ここで一
休み」とのことで安心安心。ビジュアルの時代に
手書きプログラムとはまた珍しい。DOS→WI
NDOWになってしまって直接入力が出来ず寂
しい感じがします。でもEXCELの関数、VI
SUAL BASIC,C++が出来ますのでこ
れで充分です。この方がものすごく早いです。時
代は進歩しています。
 編集の新鮮みがないですね。新鮮みを出そうに
も記事が少ないので出来ないといった方がいいの
かしれません。これはいいわけです。もうそろそ
ろマンネリ化もいやになってきましたので、ここ
ら当たりで「編集長交代」といきたいところです。
37〜43号で7回分発行しています。1/6迄
来ました。交代よりの絶版となるか分かりません
ね。皆さんの記事を期待しています。(>_<)

4.アンネフランク展見学
 6月2日に亀岡市の某局さん近くの教会で有り
ましたので行ってきました。こんな田舎で開かれ
るとは思ってもいませんでした。小学生の時に日
記を読んでいましたので「ぜひ遺品が見られるな
ら」と思い、行きました。教会の入り口にはアン
ネのバラが3輪咲いていました。展示は写真が主
でしたが、現物のガス室のレンガ、毒ガスの缶、
靴、家の模型……等を見た時涙が出てきました。
これを見て、戦争に後方支援でも参加するように
憲法改正するのがいいのかどうか迷うところです。
私も日記を付けたいところですが、記事すら書け
ない状態で毎日書けるかどうか。最初から答が分
かっていますので辞めました。一時ブログが流行
った頃パソコンに書き込んでいましたが、1週間
と続きませんでした。(-_-)

5.ノートパソコン買い換え
 講習会で使用していて、あまりに遅く感じるし、
容量もないし、CD−R,DVDを焼けないので
検討開始。飛び入りを受け付けていますので、予
定数以上の時は当日焼けないと渡せないし、焼き
すぎて準備し
すぎてももったいないし。現在使用の物は、東京
赴任した年の‘00年に買った物で7年前となり
ます。時代の進歩は早く、とても使用できた物で
はありません。どうしても今使用していますデス
クトップと比べてしまいますのでなおさらの感が
します。デスクトップで軽快に動いていたものが
ノートパソコンに移し替えるやいなや止まってい
るようにすら感じます。もう限界のようですね。
某氏のようにDELにしました。DELは一部で
すがカスタマイズできるのが素晴らしいと思いま
す。使用しないものまで付いていても仕方があり
ませんし、使用するRS232Cは付けたいし。
無線もパソコン制御する時代ですから。RS23
2Cの付いていないパソコンが多くなってきまし
たね。このソケットは大きいので小型化の為にな
いのが多くなりましたね。
 ビッグカメラの開店に会わせて行ったのですが、
人があまりに多くて入れず、やむなく反対側のア
バンティーのソフマップへ行きました。9.12
に到着予定。次回の講習会に持参します。

6.敵味方識別装置の作成
 手元に20年前のカークーラーのアイドルカッ
トリレーがありましたのでこれを制御機として、
敵味方識別装置を制御することとしました。A0
垂れ流しでは脳がないし、当然遅い時はワッチ、
早すぎて危ない時のみA0を出すように制御しま
す。発振は極簡単でガンダイオードに電圧を加え
るだけです。現場で実際に試したことはありませ
ん。ゲリラ対策、未知のルートの走行には効果が
あるのかどうか不明です。詳細は私の車を見て頂
いたらよくよく分かることと思います。AOを送
ってもらった局には手動OR自動で送り返します。
(‘・ω・’)
 亀岡バイパスでもETC通勤割引があると聞い
てオークションで買いました。
 無線をやっているより色々な回路を考えて試行
錯誤をしている方が楽しい毎日です。無線の方は
ロールコールにチェックインする為とKCWA 
TESTに出るだけで細々とやっている状態です。

7.KCWAロールコール参加者とのアイボールミーティング
 8月26日(日)13:30〜16:00/JR
京都駅八条口西/新都ホテル/B1F宴会場で開催
されました。特にキー局をしておられる方は交信
されたことがあることと思いますが、しかしまだ
お目に掛かったことが無い局が6局来られました。
 会場に近づくにつれ、お会いできることに胸が
ドキドキします。無線電話では声でだいたいの感
じがつかめますが、電信はそれが出来ないだけに
期待と不安でドキドキ。
 お会いして予想は完全に外れた感じです。今回
初めてお会いして色々情報交換に花が咲きました。
次回にロールコール交信時のご挨拶で今日のお礼
を述べると共に、今日の記憶を基に電文が山盛り
の状態で収穫は充分でした。
 電信が廃れる中まだまだ捨てたものではないと
実感しました。しかし、ロールコール中には時間
が取れないので平日に交信してじっくりお話しし、
電信談義に花を咲かせたいところです。時間を作
り出来るだけON AIR出来るようにしなければ
ならないと痛感しました。少なくとも本日意義に
ご賛同されて暑い中来て頂いた非会員の7局の方
々には、ロールコールまでにお礼の交信をしたい
と考えております。出来れば会員に入って頂けれ
ば感無量です。アタックしてみます。P14に記
念写真を添付します。
 当日の企画、会場確保、出欠確認頂いた幹事さ
ん各位に感謝します。当日お世話になりありがと
うございました。おかげで成功裏に終了しました。
 今企画は毎年ではマンネリとなりますので野外
移動、工作教室、…等3〜4年周期で実施してい
きたいと思います。
               DE JA3PUA
初級CW QSO教室アンケート集計は掲載略


         近況報告
1.近況報告
 会員の皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 
この原稿を書いている時、ラジオのニュースを聞
きながら書いていますが、御当地名古屋では7月
末日になって長かった梅雨も明け夏本番といった
ところですが、各地では猛暑で連日35度を超え
る日が続いています。夏の暑いのは当然ですが、
地球全体に見て温暖化が進んでいるので
 「何とかしてほしい !」 と小生だけでしょ
うか。
 さて前置きが長くなりましたが、小生のほうは
と申しますと、本業が多忙を極め毎週土曜日は休
日でありながら出勤して仕事をこなしている次第
であります。しかし趣味の無線はと申しますと完
全停止状態となってしまい、無線のムの字もさわ
らない状態が続いております。Hi
 試作中の18MHzのトランシーバも製作途中でス
トップし小生の健康を考えて体を休めるのが第一
で無線の方は二の次になっている状態です。しか
し、関連の情報を入手する為某月刊誌等を読んで
はいますが、落ち着いてこの無線に取り組めるの
はいつのことやら。まあ本業有っての趣味であり
ますのでまあ仕方ないと言えばそれまでですけれ
どね。
 さて会員の皆さんはいかがでしょうか。それぞ
れ状況が異なりますが、特に今年の夏は前にも申
しましたがとても暑い日が続いております。どう
か健康には留意されて活躍されんことを祈ってお
ります。では又。
                DE JG2ULB
 
JE3OWL/JA3RRK/JJ3CPE/JA3WMS/JG3DER/JA3MRF/JF2WTG/JR3JLB/JL3TII/JI3CZD/JH3JPE/JL3ROS
   アイボール記念撮影 
   JA3KSC/JK3STS/JE3DYU/JE3LKZ/JA3PUA/JJ6RSS/JF3AEM/JA3DLM
 H19.8.26/KCWAロールコール参加者とのアイボールミーティング記念写真


 
  起動HDDのバックアップ方法
内容は本人希望により掲載略
          DE JJ6RSS


        白山登山

 孫と共に
   頂上をバックに「阿蛇ヶ原で孫と共に」
        白山奥宮境内地

 ご来光
       北アルプスからのご来光

 山頂
         白山頂上にて

 白山は登山ガイドによると登山口から室堂まで
休憩なしで4時間半、頂上までさらに1時間だそ
うだ。最近は車で登れる山が多い中、ここ白山は
昔と変わらず徒歩による登山しか出来ない山であ
る。
 以前富士山へ登ったときは登頂時間がガイドブ
ックの1.5倍要し、予約していた小屋まで着けな
かった経験がある。この種の登山ガイドはどうも
健脚を基準に作られているらしい。
 私は登山が趣味ではありませんが、中学生の時
に今回の白山、高校生の時に地下足袋を履いて立
山、剣岳、(何れも3000m級)、社会人になってか
ら乗鞍、直近では富士山登山が18年前となりま
す。
 これらは特別目的があっての登山ではなく、何
れも夏山で誰でも気安く登れる山ゆえ旅行気分で
の登山でした。でも、それなりに体力の限界を感
じながら頂上に立ったときの征服感、下界の雑踏
と違う世界に感動し、大自然の雄大さと、一面に
広がる高山植物のお花畑の美しさに魅せられてき
ました。そして今回は70歳前にしてもう一度こ
の感激を味わいたくて白山登山を計画した次第で
す。
 話は変わるが、仕事も一区切りした4年前、健
康、体力アップを目標に始めた毎朝のウオーキン
グが今回の登山のキッカケになったような気がし
ます。毎朝5.5Km道のりを最初は65分かか
ったのが今では55分で歩けるようになりました。
余談ですがこの速さは歩幅が約80cm、歩速約
120歩/分の速さである。そして今年になって、
1月には1時間半かけて上醍醐寺へ、3月には愛
宕さんへは2時間半、5月には吉野川の源流を尋
ねて原生林をネイチャーガイドと共に登ってきま
した。これら何れの小登山も体力的には余力を残
しての登山であったので、60歳台最後の事業と
しての白山登山を計画した次第です。そして、2
ヶ月前から、毎朝のウオーキングのルートを近所
の大吉山(高さ100m位でしょうか)に変更しト
レーニングしました。これが大いに今回の登山に
役に立ったように思います。
 白山は富士山、立山とともに日本三名山の一つ
に数えられる信仰の山です、全国三千ある白山神
社の総元社であり、NHK「名峰50山」の13
位にランクされ、登山口から全山が神社境内とな
っています。休火山で噴火はしていませんが直近
の噴火は約350年前だそうです。

8月12日(日曜日)
 都合で遅れてきた中2の孫と石川県の宿で夕方
合流、明日の登山に備え荷物の点検、リュックの
重さは私が7キロ、孫が5キロ、出来るだけ軽く
したいが、そこは素人の未熟さ、あれも必要、こ
れも欲しい、なかなかまとまらない。
雨カッパ、セーター、ウインドブレーカー、ヘッ
ドライト、(夜間登山用)高山植物用図鑑、スト
ック、水、アクエリアス、粉末VAAM、カロリ
ーメイト、酸素ボンベイ4本(肺気腫の為の疲労
回復用)、弁当、おやつ等等、リュックはたちま
ち一杯になってしまった。

8月13日(月曜日)
 5時起床、車で1時間半、シャトルバスで30
分、標高1250mの別当出合、登山口をほぼ予
定通りの8時に着く。計画では一時間に一回15
分の休憩を4回、2450mの室堂まで余分をみ
て6時間とした。登山のコツは元気のある前半は
いらいらするくらいゆっくりペースがコツで、こ
れが楽しい登山にするかどうかの鍵である。中2
の孫は後ろについてくれるが、私の歩速が遅すぎ
るのかいつの間にか前を登っている。
 出発して20分位で早くも息が上がり、予定の
半分の30分で一回目の休憩をとることにした。
早くも計画が狂ってくる。これでは先が思いやら
れる。10分間の休憩でスタート。家族連れ、仲
間同士、若いカップル、定年真っ只中のいたわり
カップル、父と子、様々なグループとの出会いは
実に楽しい。30分後に早くも2回目の休憩をと
り、初めて酸素にお世話になることにした。乱れ
る呼吸に合わせて大きく酸素を吸入、二回、三回、
四回、1分もしないうちに呼吸が収まってくる。
効果抜群、ボンベイ一本で一回2秒を60回くら
い使えるので孫と2人分で慎重に使うことにした。
このあたりから頻繁に下山者が下りてくる。「こ
んにちは」「こんにちは」老若男女を問わず他人
同士が気持ちよく挨拶を交わす。
 出発して2時間位経過、この辺りに来ると歩行
ペースも掴み、身体の慣れも手伝って疲労感も少
なく身体が妙にが軽く感じる。
樹木の背丈もだんだん低くなるにつれて、風はク
ーラーの冷気ように心地よく、鶯が数メートル横
で鳴いている。でも日射は真夏のギラギラ太陽で
吹き出る汗は止まらない。湧水を見つけ、粉末の
VAAMを溶かして栄養補給、合わせて酸素の吸
入をする。暫くするとふくらはぎの疲れが和らい
でくるように感じる。特に酸素は即効性があり効
果抜群である。食べる酸素も持参したがこいつの
効果は疑問である。
 標高2000mを過ぎたあたりから樹木は身長
以下となる。青空が青い、文句なしに真っ青であ
る。下界では見ることが出来ない紺色でなく限り
なく濃く澄んだ透明感のある青色の空である。疲
れもこの空の青さとマイナスイオンいっぱいの空
気の美味しさと手が凍りそうになるくらいの冷た
い湧水で喉を潤せば疲れも半減してしまう。やは
り来てよかった。
 登山道といっても雨が降ると鉄砲水が流れる斜
度30度を超えるような傾斜の谷間を通ることが
多くなる。大小さまざまな石がゴロゴロしている
ところを一歩一歩進む。極端に体力を消耗する胸
突き八丁である。道は狭いので下山者はこちらの
通り過ぎるまで待ってくれている。「こんにちは
」の挨拶もこの頃になると相手の顔を見る余裕も
ない。この辺りから疲れも激しく、次の休憩まで
持たないので歩きながら酸素ボンベ
 
イのお世話になる。休憩は道も狭いので立ったま
ま15分程歩いてまた休憩、と頻繁に小休憩をと
る。
 遂に頂上が見える広い平地の弥陀ヶ原にたどり
着いた。色とりどりの花で埋め尽くされている標
高2400mのところだ。前方の丘の向うに目的
の室堂の小屋があるはずである。
 ところで、澄み切った大気の中では景色が鮮明
に見えすぎて距離感がわからない。目前の頂上ま
での距離の見当がつかめない。確かなことは歩い
て1時間半くらいかかるということだけである。
午後1時半過ぎ、遂に目的の室堂の小屋に着いた。
5時間半で着いたことになる。予定より30分も
早く着いたのは酸素のお陰が大いにある。感謝、
感謝。
 夕食は20分交代で指定されている。私たちは
5時20分から、「ご飯、味噌汁はお代わり自由
」と書いてある。メインデイシュはお子様ランチ
並みの小ぶりのハンバーグと焼き魚とウズラの卵
位の大きさに固められたホウレン草のおしたし、
小鉢には野菜の煮物が真空パックのまま盛り付け
られている。味噌汁は微かに味噌の香りがする限
りなく「澄まし汁」に近いもの。こんなところで
は贅沢は云えないがお代わりはご遠慮申し上げる
ことにした。強力(ごうりき)かヘリコプター以外
運搬手段がない高山ではこれも致し方ないと思う。
持参したカップヌードルのデザート(?)で美味
しく20分の晩餐を終えた。
参考までに頂上でカップヌードルを買って食べる
と400円(ヌードル)+100円(お湯)=500円となりま
す。.
 一泊5100円(食事なし)の私のプライベー
トスペースは約60cm×200cm程度しかない。1
2畳くらいの部屋を左右に仕切り、更に上下2段
に分けた定員24人の部屋であり、このスペース
も致し方ないところ。着替えも荷物の整理も天井
が低いので座ったままでしなければならないので
ある。右隣は孫ですが反対側は50歳台のダイエ
ットより食欲優先らしき体形豊な人と対照的にき
りっと締まった女性の2人組、
 
その向うが父子の2人連れ、山小屋では男女を無
視して到着順に詰め込むのでこんな状態で今夜は
眠ることになる。幅60cmの布団では寝返りや
女性側への横向きの睡眠は気を使い今夜は眠れる
のだろうか。シャワーも無いので隣の彼女たちは
毛布を衝立代わりにして着替えていました。こん
な時、男は気がそちらに取られるので会話がぎこ
ちなくなり視線の方向も落ち着かない。余談です
が同室のベテランクライマーの話によると、ここ
は未だ広くて増しな方らしい。狭い山小屋によっ
ては頭と足を交互にしていわゆる69スタイルで寝
なければならないところも所も珍しくないとか。
 夕方6時前に食事を終えてから消灯の8時半ま
で時間を持て余す。最小限の荷物で来たため読む
ものもない。満点の星空をと思い外に出ても霧で
視界は50m位しかない。これでは明朝のご来光
が心配になるが、いずれにしても明朝は3時半に
起床しなければならない。小さい部屋に24人が
寝るので眠そびれると鼾や寝言の合唱で寝不足間
違いなし。こんな時は先に眠る者が勝ちである。
明朝のご来光は5時9分、その前に約1時間の登
山が待っているので、荷物を小リックに整え、明
かりがなくても直ぐ出発できるように枕元におい
て眠ることにした。
 携帯を光とバイブと弱音でアラームにセットし
胸のポケットに忍ばせ、持参した睡眠薬を半分に
割り唾で飲み込む。

8月14日(火曜日)
 周囲のざわめきで目が覚める。持参した全ての
衣類を着込み、ウインドブレーカーに身を包み頂
上をめざして4時に出発した。ヘッドライトに照
らされたゴツゴツした石を避けながら一歩一歩頂
上へ。ご来光には余裕で間に合った。気がつくと
ライトの必要はないくらい明るくなっていた。
 東の空は一面雲海が広がっている。雲海は静か
に止まっているようだが目前の谷間を流れる雲は
車より速そうだ。よく見ると雲海の向うに北アル
プスの山並みが連なっている。ご来光は間違いな
く拝めそうだ。

その一部分が急に明るくなってきた。間もなくサ
ンライズである。後ろで誰かハーモニカを吹いて
いた。ご来光直前の小さな緊張と期待で数十人が
妙に無言となり不思議な感じがした。1点が急に
明るくなり、愈々ご来光である。秒単位で太陽が
登ってくる。大きい太陽である。申し合わせたよ
うに「万歳」の連呼が始まった。
 今まで何回か夏山登山をしたが悪天候、寝坊、
体調不良などで頂上からのご来光は初めてであっ
たので感慨深いものがあった。
 下山は距離が少し長くなるが景色が良く高山植
物も多く見られる観光新道を選び小屋へ届け出て
室堂を後にした。
 高山植物(植物全般かも)の花の色は季節によ
って変化する傾向にあるそうな。春は白、そして
黄、赤と季節が移り、紫色の花が咲くと秋の訪れ
であるらしい。
 花丈10cm位のイワキキョウが辺り一面を紫
色に染め、道の石の隙間からも窮屈そうに咲いて
いるが、残念ながら踏まれる運命にあるようだ。
ガイドさんの話では昨日の人はこの花を誰も見な
かったそうで、昨夜一夜にして全山開花したとの
ことであった。
 石川県の県花ハクサンクロユリも群生していた。
あたり一面は白い花、黄、ピンク、赤、紫、で百
花繚乱のお花畑である。ところで、これらの花は
毎年開花する花もあれば2年おき、3年おきに開
花するもの、また、不規則に数年に一度しか開花
せず、開花の年は日本全国の山でシンクロして開
花する花もあるそうです。自然の不思議と科学で
は証明できない神秘を感じます。
 室堂を出発して4時間半4本目の酸素も、ボト
ル2本の水も空になり、吹き出る汗でTシャツは
搾れるくらい、体力の限界を多少感じながらやっ
との思いで正午12時半に登山口に戻ってきまし
た。
 今回の久々の夏山登山は体力的な消耗もありま
したが、帰宅して疲れもとれた3日後にはまた来
年も機会を見つけて是非再度挑戦したく思ってい
ます。
2009.8.17
                             DE JK3KSC


               転居報告
当局は去年身体障害者用住宅変更を申請。
去年10月に申請受理。去年11月にくじ引き有
り落選。
今年7月に二度目のくじ引き有り当選。今年8月
初め住宅公社より連絡有り。
西京区洛西北福西12階立てエレベータ付き住宅
1階105号室に入居決定。
無線をする為の張れるベランダは前の住宅より長
く7メガハーフサイズ(目測にて)位は出来ます。
隣の棟との間には小さな公園有り。その為隣との
間が広い為電波の飛びは良いと思われます。
転居後一段落してからアンテナを張りますので、
それまではお空に関する無線はすべて中止。
しばらく日数は掛かりますが又出ますので時間を
下さい。
                            DE JE3LKZ



  自動点灯のソーラーライトの改造記事他

1.先日に細工した自動点灯のソーラーライトの
改造記事を送ります。
 私が購入したのは太陽電池パネルと本体がコー
ドでつながっている便利なタイプでした。これを
廊下に居ながら離れた庭を見るために自動でラン
プが点灯するようにと思い少し改造してみました。
このソーラーライトは太陽電池部分がケーブルで
つながれセンサー部分とランプ部分が可動式でネ
ジで一体型になっているものでした。
 センターのねじを外すと短い3線でその2部分は
接続されていました。3線に再結線に備えてマーキ
ングして切断、手持ちのフラットケーブルで3メー
トルほど継ぎ足して再結線することにしました。
窓の数ミリの隙間にフラットケーブルを通して再
結線してほぼ完了。
 センサー部分を室内の庭を見渡せる廊下場所に
設置調整、照明部分は庭の隅に設置して完了。
 夜中にトイレで廊下を通過するときも庭が闇夜
に浮かび上がるので私一人満足しています。また
同様の簡易型ガーデンライトも天辺の太陽電池部
分とLEDランプ部分を切り離して長い線(私の
場合4線:明暗センサーIC部に2線」、充電電池
部へ2線)で接続して灯篭の中にLED部を設置
して電池パネル部分は太陽のよく届く場所に設置
すればFBな常夜灯が完成しています。

2.最近気に入ったソフト。
下記のURLのUSA Site側をクリックしてTUV
Playerというソフトをダウンロードしてお好きな
ところへインストールするといろんなテレビが見
られます。お試しください。
http://pages.tvunetworks.com/downloads/
dlsite.html?id=rdb
                        DE JA3DLM


3.2007年ロールコールチェックイン回数、順位一覧表 
          H19.8.31現在
順位コール 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月 合計チェック率
1JG3DER/354445444     3497
2JE3PQG34445454     3394
3JA3DLM43334444     2983
4JJ3CPE42444222     2469
5JK3STS24042351     2160
6JG3DXH31022332     1646
7JA3PUA32103222     1543
8JA3WMS32032113     1543
9JL3ROS21112134     1543
10JA3BCJ00022351     1337
11JE3OWL20144110     1337
12JR3JLB22212001     1029
13JI3CZD00001430     823
14JK3KSC44000000     823
15JH3JPE31001011     720
16JL3TII00211012     720
17JP3XDW12100021     720
18JA3BRP22001100     617
19JF2WTG10030000     411
20JA3EBL11001000     39
21JA3MRF11000100     39
22JA3QCQ30000000     39
23JJ3GEZ10000002     39
24JE3LKZ00001010     26
25JJ3PVY10000001     26
26JQ2QID00000020     26
27JA2FVA00010000     13
28JE3ECD00000001     13
29JH3DWV00100000     13
30JJ3DEZ00001000     13
31JL3POS00000010     13
32JO3BPV00000001     13
33JR3FOX00000001     13
34JS3CBG00000001     13
A参加局数51362437443446390000301 
B実施回数544454540 00035 
A=参加局数[局]= 301 [局]、同順位時はコール順に順位自動割当 B=実施回数[回]= 35 [回] C=A/B= 8.6 [局/回] ロールコール1回当たりのチェックイン平均局数 D=チェックイン率[%]= チェックイン回数/B*100[%] キー局はチェックイン1回としてカウント。順位は、D[%],呼出符号順。敬称略。 キー局担当月一覧:H19.9月JA3MRF/10月JG3DXH/11月JF3AEM/12月JE3DYU/ H20.1月JA3PUA/2月JK3KSC/3月JJ3CPE H20.4月以降予約受付中。事務局まで申請して下さい。 クラブ便り 1.事務局よりお知らせ @ロールコールキー局:来年H20の4月以降未定につき、希 望者を受け付けます。  ぜひやってみたい方がありましたら事務局まで 申し込んで下さい。 A事務局スタッフ募集:時間がある方で、お手伝 い願える方がありましたらご連絡下さい。 各種行事の手配、機関誌の発行応援、講師、…… 等。 BKCWAホームページに各種行事の案内、報告を掲 示しています。ご覧になった感想、意見、……等 がありましたら、掲示板に書き込み下さい。事務 局が定期的に閲覧しています。 事務局の連絡用としても御利用して下さい。 C第24回KCWA CW CONTEST/2007.12.2(日)/10: 00〜20:00/3.5MHz &7MHz CW D第22回初級CW QSO教室    :2008.2.10(日 )9:30〜17:10 キャンパスプラザ京都 5階第2−4演習室にて開催予 定。 E第22回上級ハム国試対策講習会:2008.2.17(日 )9:30〜17:10 キャンパスプラザ京都 5階第2−4演習室にて開催予 定。 2.投稿案内  ワープロで原稿を作成された方はEメールにて 太田 広 ja3pua@jarl.comまで送付して下さい。 Eメールで送れない方は郵送で太田 広まで送付し て下さい。 3.編集後記  今回で編集7回目を再担当させて頂くことにな りとなりました。再度宜しくお願いします。 今回も表紙は誰からも投稿がなかったので私の積 んどくキーであるHI-MOUND HK-702を載せました。 学生時代に大枚をはたいて購入しました。あまり 打ちやすいとは言えず殆ど使用していません。高 くバカでかくて持ち運びに不便です。強く打つと 先端がハネ上がります。おせいじにも打ちやすい キーとは言えません。期待はずれのキーでした。 机に固定しないと打てないようです。皆さんの イラストを順次載せていきたく思いますので送って下 さい。皆さんの投稿を期待しています。  本誌が年に2度の会員相互の伝達や親睦に貢献 すべく、有志各位のレポートや投稿を期待。  本誌の絶版記事が載らないように記事を送って 下さいね。 (*^_^*) (‘・ω・’) アドレス 電話番号の間違い、変更、不掲載希望がある時は 事務局まで。尚、送って頂いた原稿は一部編集者 の判断で編集している部分があります。ご了承下 さい。もしそのまま掲載希望の方は、その旨連絡 下さい。期待に応えます。 4.クラブへの入会案内  入会金 1000円、会費2400円/年。郵便振り込 みされる方は口座番号 01040-0-22013/加入者名  京都CW愛好会/主な活動として機関誌を3,9 月の年2回発行/KCWA CWコンテストの主催/ JARL京都支部共催行事の初級CW QSO教室、上級ハ ム国試対策講習会の実施。不定期に野外移動、 アイボールミーティングの実施。 5.ロールコール案内  曜日 毎週火曜日/時間 21:30〜22:30頃終了  局数により早期終了、延長有り/周波数 144.09MHz付近/和文、欧文、スピードはチ ェックイン者に合わせます。極端に早いのは御遠 慮下さい/キー局は毎月変わりますのでレポート交換 に御利用下さい/会員の有無は不問。 6.発行記録 京都CW愛好会機関誌 電信 第43巻 通巻43 号「無断転載禁 ○C 版権はKCWAに帰属す る」発行 京都CW愛好会事務局(表紙参照)/編 集者 太田 広/昭和61(1986)年6月1 日初版発行毎年2回3/9月1日発行/バックナ ンバーはKCWAホームページhttp://www.jarl.com/ kcwaに掲載/太田 印刷所                 以上  
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